受験学年になる前までに確立しておくべきこと
12月を迎えると、当然ながら受験生は大詰めにきているわけですが、それ以外の学年の方だってやっぱりこの時期は大詰めの時期だってことをよく噛みしめてほしい。
「受験生は大詰めでタイヘンだ」って他人事のように思っている人が多いですから。
来春から受験生になる子供は、もうそろそろ勉強のやり方、こなし方が確立されていなければなりません。このやり方でこれくらいやればこれくらいの点数が取れる、そのことについてはもう答えを持っていなくてはなりません。
遅くとも受験学年が始まる前までにはそれについてはきっちり確立してから受験生になることです。
受験学年の半ばころになって「この問題集やったらイイですか?」とか「テキストを重点的にやったらイイですか」とか「3回やったほうがいいですか」とか勉強のやり方、こなし方を聞いてくる人がたくさんいます。
それで勝負に勝てるのか?
→ 【お母さんからの相談】成績が良い子の親って何しているの?
闘っているつもりなのに、勝負のリングにさえ上がっていない受験生を見るのはとてもツライですから。
1日1時間やるのか、3時間やるのか5時間やるのかのどんだけやるのかは、あとからついてくる話です。
それよりは、このやり方でこれだけやれば、おおむねこれくらいの点数が取れる!
その勉強の方法論を自分なりに確立しておくべきなのが受験学年になる前まですから、こっちもそろそろ大詰めになります。
いつも書いていますが、受験学年になって「やるぞー!」は周回遅れ。「やるぞー!」ってなったときはもう前に出てなきゃいけない。
ただ「位置について」って声が聞こえていない小5や中2の親が多すぎる。すでに走っている連中はもうフライングスタートして走りだしちゃってる。
→ 【お母さんからの相談】勉強のコツもつかめずにもがき苦しんでいる
受験でフライングスタートは反則じゃないからね。
だから「位置について」って声が聞こえたときにはもう周回遅れなんです。心してかかられよ!